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2010年2月

2010年2月13日 (土)

鳩よ、お前こそ、レッドカードで退場だ。

 「同盟は美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものでもない」と中沢1佐。正に正論なのだが、これに対し防衛大臣が注意処分というイエローカードを出したという。

 ところが、この「信頼してくれ」と言った鳩ポッポには、既にレッドカードが連発されており、退場させるのが至当なのだが、未だお咎めなしには納得できない。曰く、
その1.普天間問題、国防意識の欠如
その2.母に金を無心、嘘のつき通し
その3.小沢未処分、わが身の保身
その4.等々。

  品位に欠けることを自覚して辞めた朝青龍を手本として、品位に欠ける政治家共も議事堂から去れかし。

 

以下は2010年2月12日(金)22時7分配信 読売新聞より、

 陸上自衛隊の現役幹部が、鳩山政権の日米同盟への取り組みに批判的な発言を行った問題で、防衛省は12日、この幹部を訓令に基づく注意処分とした。

 陸自第44普通科連隊長の中沢剛1佐は10日から宮城県で始まった日米共同訓練の開始式で「同盟は政治・外交上の美辞麗句で維持されるものではない」と訓示する予定だった。しかし、実際は「同盟は美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものでもない」と言い換え、北沢防衛相が12日、処分する意向を示していた。

 陸上幕僚監部によると、中沢1佐は鳩山首相が米軍普天間飛行場移設問題に関し、オバマ米大統領に「私を信じてほしい」と伝えたことを「引用したり、批判したりしたわけではない」と話しているという。

 今回の発言については、「この時期にああいう発言は誤解を招く」(防衛省幹部)との批判の一方、同情的な見方もある。自衛隊幹部の一人は「日米関係が政治的に不安定だからこそ、現場レベルで協力を維持していかねばならない。発言はそういう危機感の表れではないか」と指摘した。

 自衛隊では、田母神俊雄前航空幕僚長が2008年10月、「我が国が侵略国家だったというのは濡れ衣(ぬぎぬ)だ」などとする論文を無断で発表し、更迭されている。」

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2010年2月 4日 (木)

大学入試センター試験「現代社会」の問題

本年1月16日に実施された「現代社会」の問題で話題になっているものです。
問3 日本における参政権の記述として適当でないものを、次の①~④のうちから選べ。

①国民投票法上、憲法改正の国民投票の投票資格は、国政選挙権年齢が満18歳以上に改正されるまで、満20歳以上の国民に認められる。

②被選挙権は、衆議院議員については満25歳以上、参議院議員については満30歳以上の国民に認められている。

③最高裁判所は、外国人のうちの永住者等について、地方選挙の選挙権を付与することは、憲法上禁止されていないとしている。

④衆議院議員選挙において、小選挙区で立候補した者が比例代表区で重複して立候補することは、禁止されている。

この問題に関して、産経新聞では問題視した記事を掲載しました。
センター試験に「外国人参政権容認」?の設問  2010.1.17 23:01

このニュースのトピックス:大学教育
 16日に実施された大学入試センター試験の現代社会の問題の中で、最高裁が外国人参政権をあたかも憲法上問題ないと容認する立場であるかのように判断させる記述があり、インターネットの掲示板などで批判の書き込みが相次いでいる。識者からも「不適切」との声があがっている。(安藤慶太)

 問題は、日本の参政権に関する記述として「適当でないもの」を4つの選択肢の中から選ばせるもので、憲法改正の国民投票の投票資格や被選挙権の年齢などをめぐる選択肢とともに、「最高裁判所は外国人のうちの永住者等に対して地方選挙の選挙権を法律で付与することは憲法上禁止されていないとしている」と書かれていた。

 問題の正答は、「衆議院議員選挙において、小選挙区で立候補した者が比例代表区で重複して立候補することは禁止されている」という明白な誤りの記述で、外国人参政権に関する選択肢は「誤りではない」ことになっている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100117/plc1001172302015-n1.htm

問題作成などにあたっている「大学入試センター」では、教科書を基礎として出題したものとしているのだそうです。

私の手元には「新訂 現代社会」(東京書籍)があります。
この問題を作成したどこかの大学の先生方(名前は非公表です)は、「2 選挙と政治参加」の文章から、④が普通に正解となるだろう。だから外国人参政権についてなぜクレームがつくのか?と言いたいのだと思います。
さらにこの問題について「不適切」と指摘されたのが、百地章・日本大学教授(憲法学)でした。だから、外国人参政権賛成派も反対派も、「誰か『正論』『Will』系の人だろう」ということで納得しているのだろうと思います。
小池百合子議員も問題提起されていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=O5gzfTHfoyU

ところで、この「現代社会」という教科について、章姫なりに問題点を二つ指摘したいと思います。
一つは、センター入試など大学入試の社会科選択科目として選択する者が多い、ということ。「独立行政法人・大学入試センター」が発表している「受験者数と平均点の推移」によると・・・。
平成8(1996)年 日本史受験者・・・191,502名
         現代社会受験者・・・7243名
平成9(1997)年 日本史B(通史)受験者・・・179,486名
         日本史A(現代史中心)受験者・・・9,011名
         現代社会受験者・・・45,922名
☆何と、前年度に比べて6倍ほどアップ
さらに平成11(1999)年になると
         受験者数が、現代社会が日本史Bよりも上回るようになる!
その後、この「現代社会」がセンター試験の社会系教科の中で、最も受験者数が多くなります。

これは、受験生の日本史離れ(特に現役生は日本史Bが学校の授業では終わらず、予備校の授業で補う形になるのと、問題内容が難しいので苦手意識を持つ者が増えた)や、高校での授業で新聞を使った「生徒参加型授業」がよく行われるようになり、現代社会は取り組みやすいと試験科目に選ぶ者が増えたのではないでしょうか。

二つは、この「現代社会」の教科書内容。
東京書籍のものは扉の頁に「宇宙船地球号」の写真が掲載されています。

さらに「安全保障」についての記載が少なく、日本国家を守る自衛隊について、「憲法第9条に違反するかどうかが長い間にわたって論じられてきた」ことと、専守防衛と非核三原則を掲げてきたという記載があり、PKOの際のカンボジアでの活動の写真が掲載されているのですが、

「日本は広く東アジア地域の平和と安全について積極的な外交を展開する必要に迫られているが、太平洋戦争の際の日本の軍事行動の歴史に対する各国の目は厳しいものがある。
腰を据えてこうした過去の問題ととりくみ、国民の幅広い支持を得ながら、冷戦後の新しい日本外交を展開することが今後の大きな課題である」
という文で締めくくっています。

本来ならば、私たちの生活に欠かすことが出来ない食糧問題にせよ、資源・エネルギー問題にせよ、軍事とは切り離せないものなのに、体系的に学べないまま、「ナントナク」戦前の日本について反省しなければ・・・という内容になっているのです。それがまた、大学入試にも反映されている、ということをもっと知っていただければと思います。
もし、書店などに行かれたときに、参考書を見てくださるとよくわかっていただけるのではないでしょうか?

天奉院章姫

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