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2012年4月21日 (土)

東南アジア諸国の独立を助けた日本軍

インドネシアの独立については、次の記事をご覧になって下さい。

http://homepage2.nifty.com/shukenkaifuku/eirei/E06Link/E0600061.html

その伝統は、チモールでも引き継がれています。以下は、日下部晃志氏(福岡在住

 防大43期生)の所感です。

 私は平成14年3月より、第一次東チモール派遣施設群の小隊長として半年間
勤務いたしました。私の所属していた第4中隊は地理的には西チモールの中にあ
る、東チモールの飛び地「オクシ地区」に駐屯し、同地には韓国軍の歩兵大隊、
パキスタン、バングラディッシュの施設部隊が駐屯しておりました。

 同地の住民はどの部隊に対しても概ね友好的でしたが、特に自衛隊の車列が通
るときには、家から飛び出してきて「ジャパン、グー(good)!」「ジャパン、
グー(good)!」と言いながら大きく手を振ってくれました。子ども達にいたっ
ては、車両まで近づいてきて、隊員にハイタッチをしてくるほどでした(怪我を
させてはいけないと、後に中隊長より「ハイタッチ禁止令」が出たほどでし
た)。他国の車列が通る際にはそんなことまではしないので、不思議に思ってお
りました。

 「どうせ最初だけだろう」と思っていたのですが、2ヶ月たっても3ヶ月たっ
てもその状況は変わりませんでしたので、ある日、思い切って、「なぜ、そんな
に自衛隊に友好的なのか」と現地の方に聞いてみました。(役務で雇っていた通
訳の青年に訳してもらいました)

 曰く「お前達はゴミを捨てない。それどころか、よその国の部隊が捨てていっ
たゴミを拾っている。お前達が来てから、村はきれいになった。でも、それだけ
ではない。お前達のご先祖さまが、この島に道路を造り、米作りを教えてくれた
からだ。だから私たちは日本が好きなのだ」

 不勉強な私は恥ずかしながら、かつてチモール島に日本軍が駐屯していたこと
を知らなかったのですが、自衛隊があれほどまでに歓迎されたのは、何とご先祖
さまの遺徳のおかげだったのです。私の小隊は道路(もちろん舗装はされてませ
ん)の補修を主任務にしておりましたが、現場では「この道路もご先祖さまがつ
くったのかなあ」と思うと、より一層丁寧にやろうと思うようになりました。

 その他にも、私の同僚は、ある現場で作業をしていたら、童謡「さくら」を歌
う老人に会ったと言っておりました。

 駐屯地から離れた現場では、部隊は実包を込めた小銃を持ち、警備をしながら
作業を行います。自分たちの身を守りながらの任務だったのですが、実は小銃よ
りももっと大きな「祖先の遺徳」に守られながら、私たちは任務を行っていたの
だと信じております。おかげで、東チモール各地に展開する各部隊は遺憾なくそ
の力を発揮でき、21世紀の東チモールの人々に喜んでもらえる仕事ができたと
思います。 

 こう考えますと、新大統領ルクア氏が「次の10年を見てほしい。我々は日本
人のように懸命に働く」と仰ったときの「日本人」とは、昭和、平成両時代の日
本人と理解していいのでは、と思います。(やや、我田引水の感もしないではあ
りませんが)

 独立以来十年を経てもなお、まだまだ困難な国造りの途上にある東チモールで
すが、その発展を見続けていきたいなと思っております。

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